子宮頸がんの予防方法

子宮頸がんの予防方法には、「HPVワクチンの接種」と「子宮頸がん検診」があります

●HPVワクチンの接種とは

子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐ予防接種の事です
HPVワクチンは、その種類や接種時の年齢により、2回もしくは3回の接種が必要です
対象者の方は、接種を公費(自己負担なし)で受けることができます

◎対象者は、定期接種対象者とキャッチアップ接種対象者になります

・定期接種対象者

  2024年度に小学校6年生~高校1年生相当の女子

   2008年4月2日~2013年4月1日生まれ)

・キャッチアップ接種対象者

   H9(1997)年度生まれ~H19(2007)年度生まれの女性

(1997年4月2日~2008年4月1日生まれ)

かつ、過去にHPVワクチンの合計3回の接種を完了していない方

※定期接種対象の年齢(小学校6年生~高校1年生相当)を超えても、2025年3月31日まで公費(自己負担なし)で接種することができます

●子宮頸がん検診とは

子宮頸部を専用のブラシやへらでこすって細胞を採り、異常な細胞がないか顕微鏡で調べる検査(細胞診)です

子宮頸がんの検診は、異常を発見できる確率が他のがん検診と比べても高い検診です

子宮頸がんは、初期の自覚症状が出にくく、自分では気付きにくい病気です

そのため定期的な検診により、がんになる前の段階やがんの初期を発見することが大切です。

また、HPVワクチンを接種していても20歳を過ぎたら子宮頸がん検診を受けることが推奨されています

HPVワクチンを接種、子宮頸がん検診を定期的に受けるようにしていく、このこと意識していければ、子宮頸がんの予防になっていくことでしょう